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Silent Siren
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お茶の水グラフィティ
Lyricist:阿久悠 Composer:前山田健一
シャンソンが聞こえる喫茶店 文庫本 膝にのせ 読んでいる ほの白いあのひとの横顔は 大人びて このぼくを遠ざける
珈琲をだんまりで飲んだあと 想い出が少しある 聖(ひじり)橋 たそがれの風景に行き過ぎる オレンジの電車だけ 見つめてる
きみとぼくの青春のお茶の水 惑い 悩み 愛をたずねた日々も いたずら描きに似た儚さで やがて記憶の中で薄れる Find more lyrics at ※ Mojim.com
貧しげなアパートの一部屋が まぎれなく愛の巣であったけど 窓からの東京の大きさに 時々はためいきもついていた
坂道を肩並べ歩きつつ 才能で生きてねと囁いた あのひとの風邪ぎみの声を聞き また胸が後悔で 疼(うず)き出す
きみとぼくの青春のお茶の水 夢のように 笑い転げた日々も 時代の風に もてあそばれる 古い写真のように 飛び去る
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